株はどこでどうやって買うの?
●株は市場で取引される
株式を売りたい投資家と買いたい投資家の仲介をするところを市場(しじょう)といい、株式は市場で売買されます。
全国には次のような市場があります。
【全国の証券取引所の2005年の年間売買代金と上場会社数】
全国の株式の取引は9割が東証に集中しています!
■東京証券取引所
日本で最大の株式市場で、略して「東証」と呼ばれています。東証1部と東証2部に分かれています。
東証一部に上場するには企業の財務状況や収益性などに対して、厳しい審査基準があります。その審査基準を満たし、はれて上場できる企業はそれだけ、収益性の高い、信頼できる企業であるということがいえます。
■ジャスダック市場
かつては店頭市場とよばれていた市場で、証券取引所を通さずに、証券会社間で当該銘柄の売買希望者を見つけながら取引する市場です。
実際には日本証券業協会がJASDAQシステムを構築してそこに注文を集中させていますので、疑似取引所のような状態になっています。
ジャスダック市場の登録基準は取引所の上場基準よりも低いため比較的容易に新規登録する事が出来、企業にとっては株式公開による資金の調達がしやすくなります。
■地方市場
大阪一部、二部をはじめとして、札幌、名古屋(一部、二部)、福岡の地方市場があります。
東証には上場していない地元の企業などがありますが、昨今はコスト削減のため、企業が東証以外の上場を廃止する動きがあります。また、東証1部上場の審査条件等が昨今,徐々に緩和される傾向にあることなどから東証に一極集中する企業が増えてきています。
そのため、売買シェアは地方市場全て合わせても東証の1割程度となっています。
■新興市場
東京証券取引所が開設した新興企業向けの「マザーズ」
大阪証券取引所が中心になって開設した「ヘラクレス」
札幌証券取引所の「アンビシャス」、名古屋証券取引所の「セントレックス」。
これらを新興市場といい、東証とは異なる審査基準で新規上場ができる市場がつくられました。
現在、マザーズやヘラクレスなどの市場から東証一部にステップアップ(指定替え)していく道筋などができつつあります。
●売買できる時間帯
株を売買できるのは、市場が開いている間に限られます。市場が開いている間とは、
「土日祝祭日を除く平日」の「午前の9:00〜11:00」(前場:ゼンバといいます)と
「午後の12:30〜15:00」(後場:ゴバといいます)の間です。
午前中の注文は9:00以前も出すことはできますが,市場で値付けが開始されるのは9:00以降になります。
11:00までに市場に通らなかった注文は,午前中不出来となり、午後の売買に回ります。午後も同様です。
●「寄り付き」「ザラ場」「引け」
市場開始の朝9:00以降一番に成立した取引を、「寄り」取引。
その後から11:00手前の取引を「ザラ場」取引。
11:00前に受け付けた注文が11:00以降に出来た場合は「引け」の取引と呼びます。
後場も同様です。
●売買注文方法「指値注文」と「成行注文」
注文を出す方法には二種類あります。「成行注文」と「指値注文」です。
「指し値注文」とは名前の通り、値段を指し示して注文する方法で、いくらで買いたい(もしくは売りたい)というように注文します。
「成り行き注文」とは、値段を指定せずに売買注文を入れる事で、いくらでもいいからとりあえず売買したいときに使います。「成り行き注文」で出された注文は、「指し値注文」で出された注文よりも売買が優先されます。
同じ銘柄で複数の指し値で注文が入っている場合は、価格優先の原則があります。
Aさんが700円、Bさんが699円の指し値注文をしている場合Aさんの700円が優先されます。
より高い値段の方が優先されると言う事です。
逆に同じ銘柄の株を売る場合はBさんの699円が優先されます。より安い値段が優先されます。
同じ価格で指し値注文が複数入っている場合は時間優先の原則が用いられます。
AさんもBさんも700円で注文を出していれば、早く注文した方が優先されます。
注文方法とその時間によって、このような優先度合いで株式は売買されてゆきます。