PER(株価収益率)

●PERとは?
PER」とは「Price Earnings Ratio」の頭文字をとったもので、株価収益率と呼ばれ、現在最も一般的な投資尺度とされています。
株価が利益の何倍まで買われているのかを示す指標です。
計算式は

PERは株価を1株当りの利益で割る.GIF
となります。

会社は利益をあげれば、その利益を配当金という形で株主に利益を分配しますが、利益のうち何%を配当にまわすかは会社の判断ですので、配当利回りだけで投資尺度を計ることは不十分といえます。



例えば、配当に回さない利益を使って設備投資などを行い、それによって業績が上がれば株価は上昇するため、株主は配当金をもらえなくとも株価の値上がりで大きなキャピタルゲインを得ることができるからです。



そこで「PER」の出番になります!

「PER」は、利益のうち、株主に分配した配当だけで比較するのではなく、配当に回さなかった分も含めた利益全体と株価を比較します。
per_juyo.GIF




●PERの見方
PERの値を知ることで、現在の株価が割高か割安かを判断することができます。

結論からいいますと、PERの数値が大きいほど割高、小さいほど割安、ということになります。


PER 大 ・・・  割高

PER 小 ・・・  割安

PERの計算式は「株価÷1株当り利益」ですが、この式の分子を「時価総額」に置き換えますと,分母は「純利益」となります。
つまりPER=時価総額÷純利益 とも言えるわけですね。



例えばPER10倍の会社の場合、その会社が「将来も同じ水準の利益を稼ぐもの」と仮定すれば、その会社の10年分の利益を積み上げると現在の時価総額に一致します。
 もしPERが20倍、30倍であれば、20年分、30年分の利益を積み上げて初めて時価総額に一致することになります。



PERが10倍の企業Aと20倍の企業Bとを比較した場合、企業Bのほうが企業Aより、利益と比べて高く買われている、ということになります。



株価というのは投資家が企業の将来の利益を見込んで値が決まりますので、「将来も同じ水準の利益を稼ぐ」のではなく「現在よりもっと高い水準の利益を稼ぐ」と期待されているということになり、そういう企業はPERの数値が大きくなるわけです。



つまり、将来の利益増加を織り込んで株価は評価されるため、成長企業と考えられている会社のPERは高くなるのです。



実際の市場を見てみましょう。業界の違う3銘柄を比較してみました。

per_hikaku.GIF
1株あたりの利益は同程度でもPERの値を計算してみると、随分と開きがあるのがわかりますね。
また、電気会社、ガス会社などの倒産のリスクのないような企業のPERは低めになるようです。

ちなみに、東証1部のPERは20〜30倍程度といわれています。



実際は同じ業種の企業のPERと比べてみて倍率が低ければ、まだ株価が上がる余地があるのではないかという一つの目安として使われます。




反対にあまりにもPERが高ければ評価のされすぎとの見方から株価の上がる余地はあまりないとみられます。



⇒「EPS(1株あたりの利益)」へ

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