PBR(株価純資産倍率)

●PBRとは
PBR」とは「Price Book-value Ratio」の頭文字で、株価純資産倍率という指数です。
(「PER」と一文字違いでまぎわらしいですが、これも大事な指標です。)

これは、株価が一株あたりの純資産の何倍になっているかを見る指標で、株価を一株あたりの純資産で割って算出します。

計算式は次のようになります。

PBRは株価を1株当りの純資産で割る.GIF

この数値は何倍と表現されます。




●1株あたりの純資産って?
純資産とは、会社が持つすべての資産(現預金・土地・株など)から、借金等の負債を差し引いた額で、会社の財産であり持ち分であることから株主資本とも呼ばれます。
帳簿上では、資本金、資本剰余金、利益剰余金、土地再評価差額金、株式等評価差額金の合計のことになります。



もし、会社が解散した場合には、この純資産が株数に応じて株主に分配されることから、解散価値にもなります。



この純資産を発行済み株式総数で割った値が、1株あたりの純資産です。
「Bookvalue Per Share」の頭文字をとってBPSともよばれます。



●PBRの調べ方
PBRも簡単に調べることができます。今回もYahooファイナンスから調べてみましょう。

Yahoo−ファイナンスで知りたい会社の会社名もしくは証券コードを打ち込み、「関連情報」欄の「チャート」をクリックします。
そうすると、その中の「純資産倍率(連) 」という項目にその会社のPBRの値が出ています。



以下はソニー(株)の表示です。
pbr.GIF


純資産倍率(連) 1.93とは、

1株当たりの純資産に対して、現在の株価は1.93倍になっているということを意味しています。



計算しなくても最新の値が常に出ていますので、わざわざ計算しなくてもいいのですが、もし計算するとすれば、上記でいいますと赤丸部分の値を使います。



取引値(現在の株価)5,790円 ÷ 1株株主資本(BPS)2,998.94円 = 1.93 となります。




●PBRの見方
PBR(株価純資産倍率)が高いほど、企業が保有している資産(現預金・土地・株など)を大きく超えて、過大に評価された株価になっているということになります。



反対にPBRの値が1を下回った場合は、解散価値を下回ったことになり、仮に全ての株を買い取って会社を解散させれば分配金のほうが多くなるということになります。



つまり、会社を清算(解散)した場合、投資した以上のお金が戻ってくる計算になりますから、割安と考えられます。

実際に、PBRが1を下回ったからといって、会社を解散することはありませんが、欧米などでは、PBRが1倍を下回ると会社乗っ取りの対象となりやすくなるといわれています。



また、日本でも株価がいくら下がっても、PBRが1倍を割ると割安感が出てきて下げ止まるといわれています。



ようするに、PBRが1.0に近づいてくればくるほど、底値に近いことになります。

   PBR > 1  数値が大きいほど、株価が割高
   PBR = 1  時価総額と純資産が等しい
   PBR < 1  株価が割安

理論上は、PBRは1倍以下にはならないことになります。
現実には1倍以下の株もまだかなりあります。



業績がよくて剰余金が増えていくような会社は通常1倍を割っていないはずです。
もしそのような業績好調株で1倍を割っているのであればいつか買われて少なくとも1倍まで上がっていくような銘柄だと考えられます。




⇒「株主優待」へ

スポンサードリンク

ページのトップへ ▲
「株式投資の基礎」
トップページに戻る