新聞の株価欄からわかること

●新聞の株価欄を開いてみましょう!
日本経済新聞だけでなく、今や、どんな新聞にも朝刊には紙面びっしりに数字が並んだ「株価欄」があります。
これには前日の4つの株価(4本値)と出来高などが掲載されています。

独特の記号や用語が使われていますので、見慣れていないと少しとっつきにくいですが一つづつ見ていきましょう。
4本値の見方

●@市場名
株価は市場別に掲載されています。東京第1部、東京第2部、大阪第1部、ジャスダック、などと続いています。


●A業種区分
その銘柄が属する業種です。水産・農林・鉱業・化学・建設、、、などというように区分けされています。

ですので、確認したい銘柄の市場と業種がわかっていないと、はじめは少し探しにくいかもしれません。


●B銘柄
銘柄名はスペースの都合上、略称で書かれていることが多いです。
「日本水産」は「日水」、「サカタのタネ」は「サカタタネ」と略されています。
矢印部分の「国際石開」は「国際石油開発」の略です。

慣れるまではわかりにくいかもしれませんが、Yahooファイナンスなどで銘柄を調べる際にはこの略称を入力することでも検索できますので、探していた銘柄に間違いないかを確認しておくことができますね。



●C取引単位(売買単位)
銘柄の前に小さくアルファベットで表されているのは、売買できる単位を示しています。

無印・・・売買単位 1000株
A・・・売買単位 100株 B・・・売買単位 1株  
C・・・売買単位 10株 D・・・売買単位 50株
E・・・売買単位 500株 F・・・売買単位 2000株 
G・・・売買単位 3000株 K・・・売買単位 200株 

上図の銘柄で例えば「極洋」でしたら、始値で買えたとして313円×1000株=313,000円

「日水(日本水産)」は100株単位で購入できますので、
468円×100株=46,800円 で1単元を手にすることができるということがわかります。


注意することは、売買単位によって、株価の表示単位に違いがあるという点です。
基本的に単位は1円ですが、中には100円単位で表示されている銘柄もあります。

売買単位が1株の銘柄、アルファベット「B」がついているものは、100円単位で記載されています。

例えば上図では「国際石開(国際石油開発)」は、始値12600と記載されていますが、これは1,260,000円のことです。


取引単位の欄に小さい「・」が付いているのは、その銘柄が信用取引制度が利用できる銘柄であるということです。
売買単位を表すアルファベットの上についているものもあります。
新聞の株価欄4本値



●D4本値
銘柄に続いて4つ株価が並んでいます。これが4本値と呼ばれるものです。
左から始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね)が載っています。


株の取引は一日を午前中と午後とで分けて取引されています。
午前中は前場(ぜんば)と呼ばれ、午後は後場(ごば)と言います。
この間、活発に取引される銘柄は、何百回も値段が付きます。
しかし、その何百回の株価を全て新聞に掲載することはできませんので、始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね)の4つの値段だけを「4本値」として取り上げているわけです。


「始値」・・・その日の朝一番最初についた値段
「高値」・・・その日に取引された値段でもっとも高い値段
「安値」・・・その日に取引された値段でもっとも安い値段
「終値」・・・その日の最後に取引された値段

この4本値によって、前日に比べてどれくらいの株価水準で取引が始まったのか、一日のうちでどれくらい株価が上下したのか、そして最終値段はいくらだったのか、が分かります。


ここで注目するべきことは、高値、安値の部分で黒地に白抜きで株価が表示されているものです。
これが高値のところでされていれば(上図でいいますと「国際石開」の13100のところ),この銘柄がその日、年初来の最高値をつけたことを表しています。
反対に安値のところでされていれば(上図ですと「NECインフ」の539のところ)、年初来の最安値が,その日ついたということを表示しています。


新聞の株価欄全体を見渡して、高値が黒地になっている銘柄が多ければ株式市場全体が好調に推移していて、反対に安値に黒地が多ければ不調だということなども読み取ることができます。

特定の銘柄だけを知るのでなく、このように大雑把に市場の好不調具合を素早く把握できるのが株価欄の利用の仕方の一つともいえると思います。
新聞の株価欄


●E前日比
4本値の右側に表示されているのが前日比で、前営業日の終値と、当日の終値との比較値です。

△が前日比上昇、▼が下落、0が前日と同じを表しています。

前日比のところに「ウリ」「カイ」などどいうカタカナが記載されている銘柄もあります。
(上図ですと「田村大興HD」の「ウリ」)
これはどのように終わったかを表すもので、「ウリ」は売り気配、つまり終値に表示されている株価で売りたい注文が残った、「カイ」だと買い気配で、買いたい注文が残った、という意味です。


●F売買高
売買が成立した株数が表示されています。
こちらも売買単位によって表示単位が異なっています。

売買単位1株(B)、10株(C)、50株(D)の銘柄は1株単位,
それ以外は1000株単位での表示です。
例えば上図の銘柄「イビデン」(A:100株単位)で売買高 3501 とあれば、350万1千株の売りあるいは買い(同じことになります)があったということです。



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