日経平均株価って?
●謎の日経平均株価
新聞やニュースで「日経平均株価」という言葉をよく耳にしますよね。
1万5000円台に乗ったとか、バブル以来の最高値とか。。。
最初は私もあの数値は全銘柄の平均値を表しているのだと思っていましたが、それにしては数字がちょっと大きすぎると思いませんか???
新聞の株式欄を見ても、ほとんどの銘柄は数百円から数千円です。一万円を超える銘柄なんてそう多くありません。それなのに、「日経平均株価」となると、1万円をはるかに超えた値です。
いったいどうしてなのでしょうか?
実は、全銘柄の平均ではなく、東京証券取引所の一部上場企業のうち、代表的な225銘柄を平均したものなのです。
●日経平均の計算方法は??
計算の仕方は、東京証券取引所1部上場銘柄のうち代表的な225銘柄の株価を全部足してその平均値を出しています。
(日経と名の付いているとおり、日経新聞社が提供しています。)
平均株価ですから、たとえば1000円と2000円と3000円の3銘柄の場合は
(1000円+2000円+3000円)÷3=2000円というように計算します。
ただし、この考え方では株価を時系列でみるとき、不都合が生じてしまいますので調整が行われています。
たとえば会社が「株式分割」をして1株を2株に分割したりすると、
株価は1/2になりますが、株数は2倍になっているので、その会社の株式の時価総額は変わりません。
ですから、このような過去からの株価の連続性を保つような調整がされているのです。
3000円の銘柄が1株→2株の株式分割がされたとすると、株価は半分の1500円になりますから、単純な平均では(1000円+2000円+1500円)÷3=1500円になってしまいます。
株式分割して1500円になった銘柄は、分割して株数は2倍になっているので、時価総額はかわらず、実質的な株価の値下がりとは違います。
ですから、この場合、1500円を2000円に修正しなおします。
1500円を 1.33・・・倍して2000円にするという修正です。(この倍率のことを「修正倍率」といいます。)
もうひとつの修正方法として、平均値が2000円になるように ÷3 の除数部分を修正するという方法があります。
(1000円+2000円+1500円)の 4500円の除数を この場合 3ではなくて、2.25 で割れば平均値が2000円になります。
この修正した除数を「恒常除数」といいます。
日経平均が算出され始めてから何十年という間に、多くの株式分割が行われ、株価水準の連続性を保つため上記のように修正され続けています。
ちなみに、2006年3月現在の「修正倍率」は9.321、「恒常除数」は24.140 となっています。
現在は225で割らずに、24.140で割っていたんですね。
(ちなみに倍率と除数を掛けると225、つまり銘柄数になりますね。)